データの分だけ強くなれるよ

岡本真夜の曲の詩みたいだけど
つまり、そういうこと。

ヨシムラさんで話を伺った時に
今年のマシンは、スタート前にあらかじめ複数のTCSの
設定を登録しておいて、レース中にタイヤの消耗や
燃料の消費によって軽くなった分に応じて
ハンドル左のスイッチで設定を切り替えるんだそう。
今の共通ソフトのMOTOGPと一緒ですね。
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で、このTCSの設定っていうのは、テストなんかで
収集したデータを元にしているんだけど、
やっぱりテストをすればするほど、このデータが
蓄積されていって、よりきめ細かいマッチングが
図れるみたいですね。
つまり、100種類から3つ選ぶのと、1000種類から
3つ選ぶのじゃ全然違うと。

清成さんも今年のCBRは走れば走れるほど、
良くなるって言ってましたけど、つまり今の
電脳化したレーサーは足回りやタイヤのセッティングだけでなく
電子制御のマッチングが重要で、それを良くするには
とにかくテストテストテストってことみたい。

終戦、全然良くなかった津田君だけど、シーズン通して
テスト不足で、鈴鹿に持ってきたセットアップもハズレだった
みたいですね、加藤監督のコメントによると。
そのハズレたところから、巻き返せなかった。

ヨシムラ・スズキの来季は未定だけど、タイトル狙うなら
合同テスト以外のテストを増やしてデータを蓄積しないと
ヤマハやホンダとやり合うのは難しいと思います。
黒字を計上したスズキがどこまで後押ししてくれるのか・・・。
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