積み重ねて4000ポイント
アラゴンGPで2位に入ったペドロサですが
GP通算獲得ポイントで4000を超えたそうです。
この記録は史上2人目で、彼の上にはロッシしか居ません。
(ちなみにロッシは5000ポイント超え)
思えば彼はクリビエが500ccのタイトルを獲得して
GP熱が一気に上昇したスペインの若手発掘プロジェクトの
最初のひとりでしたね。
これがいわゆるモビスター・カップというやつで、
ここから発掘されたのがストーナーであり、エリアスであり
ペドロサでした。
彼の「26」はこの時使っていたゼッケンの名残です。
(ケーシーの「27」も同様)
デビュー当時はむしろ、同期デビューの「24」エリアスの
方が目立ってましたがGP2年目になると、急激に頭角を
表して、あれよあれよとタイトルを獲得。
2004年には250クラスにステップアップ。
この才能に惚れ込んだホンダもほとんど彼専用とも思える
マシンを投入し、彼を全面バックアップします。
それに答えるようにデビューイヤーでいきなりタイトル獲得。
翌年はさらに連覇を飾り、万全の状態で最高峰クラスMOTOGPへと
デビューを飾ります。
最高峰デビューとなった2006年はニッキー・ヘイデンが
タイトル争いの真っ只中で、ペドロサはニュージェネレーションでは無い
オーソドックスモデルのRC211VでGPに慣れるシーズンの
位置づけで戦います。
それでも自身初優勝を飾りましたが、むしろ、ポルトガルでの
ニッキー撃墜事件が印象に残っているかも知れませんね。
翌年レギュレーションが変わり、800ccの新生MOTOGPになると
ホンダはペドロサをエースに据えて戦っていくことになります。
思えば、長い苦難のキャリアはここから始まったのかも知れません。