ワイルドカードの難しさ

今年は日本GPのMOTO3クラスには
一台もエントリーが無いんだけど
状況を考えると非常にハードルが高いんですよね。

もちろん、道具の差ってが大きいのもあるんだけど
MOTO3世界選手権はデロルトのワンメイクECU
使っているんですよね。
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だから、ワイルドカードチームは、まずこのECU
木曜日に支給されたら自分とこのバイクに載せて、
エンジンが綺麗に吹け上がるかどうか
確認しないといけない。
あるいは、それ以外の電気系がちゃんと機能するかどうか
確認しないといけない。
ここで躓いたら、もう勝負にならない。

まともにマシンが動くようになって、始めて
スタートラインに立てるわけで、ここんとこのハードルが非常に高い。
その点、CEVやCIVでは世界選手権と同じマシンが
走っているから、全日本よりはハードルが低い。

で、ようやくスタートラインに並んだとしても
ストックバイクとレーサーバイク位の性能差が
あるわけですから、ライダーの技量が入り込む余地は
ほぼ無いというのが現実。

これで参戦することにどういう意義があるのか。

ってところがポイントになると思います。
それでも意義を見いだせれば参戦する意味合いはあると思いますが・・・。

そういう意味ではMOTO2もトラのエンジンになったら
ハードルが上がっちゃうなぁ~~。