スタイルとセッティングの妥協点

ミケーレ・ピッロとアドバイザー契約を
結んだホルヘ・ロレンツォ。
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立場的にはヤマハ時代のウィルコ・ツェーレンベルグ
同じ立場になるそうで、ライダー目線から様々なアドバイス
送る形になるそうです。
本当はストーナーにやってほしかったみたいだけど
全戦帯同が条件だからストーナーは断りますわな。
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それはともかく、セパンでは苦戦したロレンツォ。
結果的に3日間で実に1.6秒もの短縮を果たしたものの
そこまで短縮してもトップと戦うまでのタイムには
及びませんでした。
本人のコメントの通り、バレンシアでは問題なかったのに
セパンでは問題が出るなど、サーキットごとの特性を見極めて
ファクトリーから出す時点のベースセッティングをしておかないと
サーキットで手直しをしているようじゃ到底戦えませんよね。
今回は実に6時間近い走行時間がありますけど
本番では45分のセッションが数回しかありませんから。
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そういう意味ではテストライダーの立場からピッロの
アドバイスってのは、このマシンの乗り方をレクチャーするには
適任か。
結局、ロレンツォ独特のコーナー速度を乗せていくスタイルと
それを許さないGP17の妥協点を高い位置で見いだせるかが
結果を残す鍵ですからね。
それはサーキットごとに異なってくるでしょうし。
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フィリップアイランドではどうなるでしょうか。
このコースは高速コーナーはあるし、いくつか
ハードブレーキングするポイントもあるし
おまけにアップダウンが多いというセットアップの
難しいコースだからね。