2016年を振り返る MOTO2編

去年はWPサスペンションの威力もあって
シーズンを席巻したザルコでしたが
今シーズンはオーリンズも巻き返してきて
ハードの違いはほとんど無い状態、となると
ライダーのスキルがより重視されるシーズンとなりました。
タイヤもエンジンもシャシーもほぼワンメイク
サスもそこまで違いがないとくれば、違いを生むのはライダー。
イメージ 1
それだけに連覇を果たしたザルコからしても
価値的には今シーズンの方が重いかも知れませんね。
イメージ 2
彼もマルケス同様にブレーキングドリフトを
使うスタイルのライダーですから、単純にタイヤのグリップが
薄いサーキットでも全く問題なく速いし
タイヤが冷えていても、雨が降ってスリッピーでも
お構いなし。
どんなコンディションでもコンスタントに速さを発揮しています。
これが他のライダーとの決定的な差だと思います。
特にレース後半、タイヤがたれてきた時のペースアップは
本当にスゴイ。
イメージ 3
ただ、今のダンロップの特性、カレックスのシャシー、WPのサス
といった個々の要素が彼のスタイルにマッチしたとも言えるので
来季、ミシュランのタイヤ、ヤマハシャシーオーリンズのサスに
電子制御が加わって、どこまでやれるのか、彼の学習能力が問われそうですね。

もてぎでザルコにばったり遭ったけど、背も私と変わらないくらいで
終始ニコニコしている好青年って感じだったなぁ。
走りからは想像つかない。
イメージ 4