ロバストネス

ロバストネスあるいはロバスト性とは
ある系が応力や環境の変化といった外乱の影響によって
変化することを阻止する内的な仕組み、または性質のこと。

辞書から引用すると上記の内容になりますけど
これをGPマシンに置き換えると、タイヤのキャラクター
ライダーのライディングスタイル、サーキットレイアウト
路面温度といった環境の変化に過敏に反応することなく
常に安定して高い性能を発揮するマシンというところでしょうか。

このロバストネスという言葉を初めて聞いたのは
2009年のヤマハの設計者インタビューだったでしょうか。
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今シーズンのヤマハの強さ、速さを見ていると
ミシュランが持ち込むキャラクターのコロコロ変わるタイヤ
ロッシとロレンツォというスタイルの全く異なる
2人のライダーが時に優劣はつくものの、ライバルに対して
安定した速さを発揮し続けているYZR-M1の設計が
このロバストネス思想に基づいていることがわかると思います。

好対照はホンダかな。