ワンメイクの難しさ

フィリップアイランドテスト3日目の
終盤は転倒者続出となりました。

これは日が陰って、路面温度がぐんと下がったから。
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タイヤの動作温度域を外れちゃったんですね。
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ワンメイクタイヤの難しさというのはこういうところにも
出ていて、実際、現場に持ち込んだ時に予想していた
天候と違った場合もタイヤの差し替えが出来ないので
大きく外せないタイヤチョイスって部分も出てきます。
だからある程度の動作温度の広さも持ってないと
ダメですね。

ブリヂストンの場合は確か、日曜日に作って
月曜日に空港から発送という手順でしたから、約一週間後の
天気を予想してコンパウンドを選んでいるんじゃなかったかな?
ミシュランの場合、工場がヨーロッパですから、
ヨーロッパラウンドは水曜日に作っても間に合うけど
例えば今回のフィリップアイランドやセパンのように
空輸が必要な土地の場合はブリヂストンと同様の対応が
必要になるでしょう。
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GPから撤退した後、ずっと世界耐久で戦ってきたノウハウが
その辺りに生かされているか。