MOTO2からWSBへ

終戦で見事に優勝を飾った
ジョルディ・トーレス
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シーズン半ばに行われたインタビューで彼は
MOTO2からの乗り換えについて、
やはり、MOTO2の感覚だとコーナーリングの進入スピードが
高すぎるため、しっかり減速してコーナーリングするよう
乗り方を変えないとならないと言ってますね。
加えて、フロントタイヤを必要以上に消耗させないように
注意しながら、乗らなくてはならないと。
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その辺、ニコ・テロルは最後まで小排気量的な乗り方を
修正することが出来ず、結果的にシートを失いましたが
トーレスは上手く対応することが出来ましたね。
元々体格が大きく大排気量マシンの方が合っている
という面もあったかも知れませんが。
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シーズン中盤は一旦、成績が落ち込んでますが、この時期は
GPを開催していないコースが続き、コースの習熟を
しながらという面が成績に響いているんだと思います。

実際、シーズン終盤になって勝手知ったるコースに
なってからは、乗り方のアジャストも出来てきて表彰台付近が
定位置になってきてましたから、優勝は時間の問題でした。
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終戦カタールはそういう意味ではアプリリアの武器である
高いトップスピードとコンパクトな車体の旋回性が
生きるコースということもあって、シーズン最高の結果を
残せる条件は揃ってましたが、そこで成績を残せる位
トーレスが成長したというのが大きいですよね。

実際、来季のシートが発表待ちのトーレスに対して
先行き不明のハスラムというのが今季の2人に対する
市場評価の表れだと思います。
来季はBMWと言われてますが果たしてどういう走りを見せるのか。