トリオの難しさ

かつては2人で走るのが常道だった
鈴鹿8耐ですが、今や3人トリオで
走るのが勝つための鉄則になってますね。

それはひとつはやはり1000㏄のハイパワーバイクになって
ライダーの負担がかつてより増していること
さらに日本全体の温暖化で夏の暑さが半端ないこと。
それとレギュレーションで点滴が禁止になって
ライダーのエネルギー補充が摂食以外では認められなくなったこと
などでしょうか。

ただ、3人で一台のマシンをシェアするわけですから
それは走らせる側としては困難が生じるわけで。
エース格のライダーはともかくそれ以外のライダーは
ハンドルの垂れ角やステップの位置、ブレーキの効き方
サスの沈み方など全部、他人のセッティングでそれなりの
ペースで走らないとならないわけですから。
だから、昨日のテストで1セッションとはいえ、ストーナー
高橋巧選手のタイムを上回ったのは凄いこと。
だって、巧選手セッティングのマシンなんですから。
もちろん、中須賀選手のセッティングで7秒台を出した
ポルも同様。

画像はTSRの今年の3人。
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左からカイル・スミス、ジョシュ・フック、
ドミニク・エガーターの3人。
体格、体重が近いってのも重要な要素ですよね。
以前、長身のレオン・キャミアがヨシムラで走った時は
足がつってしまったそうです。