ZX-RRとの決別

今シーズンからECUにバジェットキャップが
課せられたことで、多くのメーカーが
ECUの変更及び制御ソフトの変更を強いられました。

カワサキもその対象で、去年までの
ZX-10Rは、2009年を持ってMOTOGPを撤退した
ZX-RRのECUとその制御を使っていたそうです。
(メーカーは失念したけど、三菱だったかな?
でも川崎が三菱製を使うとも思えん)

インジェクションボディを2気筒ずつ分けて
2気筒はアクセル連動していて、
残りの2気筒は、モーター駆動で勝手に開閉する
というもので、ZX-10Rもこれを踏襲していました。
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これに対して、新しいマレリ製ECU及び
新しい制御ソフトではスロットルバルブを
コントロールするのではなく、
エンジンの点火を制御することで、2気筒、4気筒と
切り替えて、パワーをコントロールする方式のようです。
この辺もサイクスが序盤不振だった要因かもしれませんね。
パワーのデリバリーというか、ピークパワーが低くなった
状態でどれだけトラコンを効かせるかってのと
パワーの出方がこれまでとフィーリング的に変わっている
でしょうからね。
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