乱暴な扱いながらも

クラッチロウによれば、オースチンから
投入されたニューシャシーは今シーズンの
どこかで投入する予定だったものを急遽
前倒しで投入したものだったようですね。
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通常の場合、セパンで行われるテストから始まって
数回のオフテストで、その年使うフレーム、足回りを
理解し、ベースとなるセッティングを出して
それをベースに各サーキットごとに調整をしていく
というスタイルを取るのに、その根本となるフレームを
いきなり変えられたわけですから、言ってみれば
オフテストのデータがほぼ使えないわけで、
レースウィークでゼロから構築していく状況。
それでよく、3位になれたな~~と感心することしきり。
去年、ドゥカティで散々格闘した経験が生きているのかも。
どうもメインフレームの剛性が違うみたいですからね。
ブレーキで何度かオーバーランしてましたけど
そりゃメインフレームの剛性が変われば当然、
フォークの沈み方もタイヤへの荷重のかかり方も
変わるんだから、オーバーランするってもんです。
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この辺り、ペドロサが離脱して、急遽の投入だったんでしょうが
サテライトに対する扱いが雑だなと。
そういえば、バウティスタも去年、シーズン中に
ニューフレームを投入された時に、わずか1セッション走っただけで
これまでのフレームか、ニューフレームかどっちか選べって
言われたそうで、結果的にニューフレーム選んで失敗だった
とはバウティスタの弁。

サテライトの扱いなんて、そんなもんなのかも知れない。

テック3のポンシャラルさんも、
ファクトリーから流れてきたお古のパーツを
急遽ファクトリーで使いたいからって、
持ってかれちゃうこともあるって言ってましたからね。