全てが表目
前回はハードコンパウンドチョイスが
裏目に出たロレンツォですが、
今回は全く逆でミディアムチョイスが
表目に出た感じですね。
そもそもハードではトラクション不足で
決勝の耐久性に問題を抱えながらも
ミディアムをチョイスせざるを得なかったという
背景がヤマハ陣営にはあったわけですが、
結果的に非常に寒い、時として雨も降った
あの状況だとハードをチョイスしたホンダ勢に
対して、柔らかいミディアムの方が熱的に有利な
状況だったのはあると思います。
さらに温度が下がったことでミディアムの弱点であった
耐久性もタイヤのオーバーヒートがさほど進まず問題なし。
全て、ロレンツォにいい方向に進んだわけですね。
さらに言えば、もはやチャンピオンシップの権利も
わずかに残っているとはいえ、現実的では無い以上
無用なリスクを負う必要もなく、ピットインして
マシンをチェンジしたのも良かったですね。
勝つときはこういうもんか。