ホンダの底力

どの自動車メーカーも
その年の予算の内、何%かを
「基礎研究」というものに投資しています。
 
この「基礎研究」っていうのは、将来的に
役に立つか立たないかは別として、
ある特定の分野を徹底的に掘り下げて研究する
というもの。
 
例えば「燃焼」だったら、ひたすら燃焼を研究する
一年間、あるいは複数年、とにかく燃焼だけを徹底的に
掘り下げる、そういうものです。
 
で、この基礎研究に投資する金額の割合が
本田技研は他のメーカーよりも、多いんだそうです。
(確か、毎年の予算の1割を割いていたはず)
 
今季から、燃料タンクが20リッターに制限され
燃費とパワーの両立がさらに厳しくなったMOTOGPですが、
ヤマハのロレンツォがアクセレーションが難しくなった
と訴えているのに対して、ホンダからはそういう声が
聞こえてきません。
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そこにはこの基礎研究に投資した分のアドバンテージが
他のメーカーに対してあるんじゃないでしょうか。
多分、あらゆる分野において、これをやっていることが推察されます。
そう考えると商品になっていない部分のノウハウという意味での
ホンダの底力ってのは恐ろしいものがある。
というのは容易に想像されますね。