最後にして、最高のレース

昨日の有馬記念は、これが引退レースとなる
オルフェーブルが最高のレースをみせて
引退レースを圧勝で飾りました。
 
このレースを見ていて思い出したのは
同じく引退レースを勝利で飾ったディープインパクトですね。
 
ディープインプクトも非常に気性が
子供っぽい馬で、ジョッキーの言うことを
聞いたり、聞かなかったりながらも勝つくらい
能力が傑出した馬でしたが、それがジョッキーとピタリと
折り合って、素晴らしい展開をみせたのが引退レースでした。
 
昨日のオルフェも、やはり年を重ねたことで
ジョッキーの言うことを聞いて、きっちりと折り合って
素晴らしい脚をみせてくれました。
 
両者とも競走馬としては、これからが完成形になるところだと
思いますが、どうしてもこういう馬は種牡馬としての
シンジケートが組まれちゃうと、いやがおうでも
引退しなきゃいけなくなるってのがこの世界の常道。
気力、体力が充実する時期に引退しちゃうんですよね。
 
結果的に古馬として走り続ける馬ってのは
シンジケートが組まれないレベルの馬か、
オーナーの意思が働いているような馬ばっかり。
だから昔に比べて古馬のレースがつまんなくなった
と思うのは、年のせいか。