2013年を振り返る全日本編⑦  その意思を継いで

今シーズン前にJ-GP2のタイトル獲得
翌年からのMOTO2参戦を掲げたチーム・ノリック
野左根選手。
 
去年、後半の快走ぶりを考えれば十分可能で
あると想像されていましたが、毎度のことながら
そう思惑通りには行きません。
イメージ 1
今季からNTSという所に発注したフル切削の
オリジナルフレームを使用する同チームですが、
これが失敗作で、同じフレームを使った関口選手は
そうそうに見切りをつけて、ノーマルのR6フレームにスイッチ。
一方、野左根選手は改良型フレームの投入を待ちます。
イメージ 2
雨に見舞われた前半戦は、この辺のシャシーの欠点が
隠されて助かったのかどうかは、微妙なところです。
 
いずれにしろ、改良型シャシーが届いて以降は
去年の再現のような素晴らしい切れ味をみせて
ポイントリーダーに躍り出ました。
最後はかなりプレッシャーを感じていたようですが、
終戦、生形選手との競り合いを征して宣言通りに
タイトル獲得、世界進出を叶えました。
 
終わってみれば有言実行。
どういう経緯にしろ、これは素晴らしいことですし、
運も持っている、そういうことだと思います。
イメージ 3
ノリックに見出された才能が世界に出てくる。
そう思うと感慨深いものがありますね。
 
イメージ 4