2018年 振り返り アルゼンチンGP
第2戦はアルゼンチン。
言うまでもなく予選から微妙なコンディションで
スリックで賭けに出たミラーが見事にポール獲得。
レースはミラー以外は後ろから一斉スタートという
奇妙な展開となりました。
まだウェットパッチが残るリスキーなコンディションの中
猛然と追い上げてきたのがグリッド上でエンジンをかけて
グリッド位置に戻ったペナルティから復活のマルケス。
結果的にロッシが転倒したことで、マルケスにはタイムペナルティが
課されて、ノーポイントに終わることに。
これは本人に悪意はなくてもちょっと性急に
事を進めすぎた感じがしましたね。
速度差がありすぎて入っちゃった、ロッシはぶつけられてコース外に
タイヤを落としてしまった。悪気は無かったとしてもね。
ペナルティをくらうリスクも考えるともうちょっと慎重に行かないと・・。
レースはミラー、クラッチロウ、ザルコ、リンスの4台の
トップ争い。ホンダのトップスピードを生かした頭脳プレイで
トップに出たクラッチロウが優勝。
2位がザルコで3位が自身初表彰台となったリンス。
クラッチロウはこれで一躍ポイントリーダーに
躍り出るんだけど、この後2レース連続で転倒リタイアで
あっという間にリーダーから落ちます。
まだ大きいウイングの無いRC213Vは安定感にかけてましたね。
スズキは早くも表彰台。この年のマシンの素性の良さを
感じさせるものでした。
ヤマハ同様、フライアウェイラウンド用のタイヤとの
マッチングが非常に良かったですね。
ドヴィはタイトル争いを意識した走りでリスクを避けて6位。
ランキングはクラッチロウに次ぐ2位。
このあたり、慎重でしたよね。