温度とグリップとレイアウト


シルバーストーンに入ってから
好調なヤマハの2人。

この復活劇にはビックリですが、ヤマハ自身が
驚いている気が無くもないです。
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考えられる要因はやはり、気温が低く路面温度が
低いこと。
電子制御のセッティングがイマイチなヤマハのマシンは
去年からその傾向が出ていますが、路面温度の高いコースだと
ホイルスピンが抑制出来ないためタイヤの温度上昇が激しく
タイヤの温度レンジを外れてしまうんですね。
気温13度という涼しいというより最早寒いシルバーストーン
彼らに好都合。
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また、路面の再舗装をしたばかりでグリップが高い
というのも好都合。
去年、ビニャーレスが最後の優勝を飾ったルマンがそうだったように
再舗装したばかりで、路面が食いつく場合はこれまた
電子制御のトラコンが不十分なヤマハには有利なコース。
しっかり、タイヤが食いつくので、マシンが前に進みます。
滑りやすく最悪な路面だったレッドブル・リンクとは好対照。
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最後に名うての高速コースであること。
かなり速度が出ていてもコースの最短、最短を走ることのできる
ヤマハのハンドリングの強みが存分に発揮されるレイアウトは
他のメーカーのマシンに対してのアドバンテージ。

以上の3つがヤマハの快速ぶりの要因と推測されます。

ただ路面状況や路面温度に大きく左右されてしまうところを
電子制御で矯正出来ない今のヤマハの弱点を浮き彫りにしているとも
言えるんですけどね。
決して、この先のコースは楽観的とは言えない。