上がり目はあるか?  その2

ラバティのアプリリア同様に
動向が注目されるのがMVアグスタに移籍した
ジョルディ・トーレス
そのトーレスが抜けたアルティア・BMW
MOTOGPから復帰したロリス・バズの2人。

共に、カワサキはもちろん、今年仕上がりの良さを
見せているヤマハとホンダに対して
伸びが少なく、相対的にはポジションが下がっています。
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トーレス曰く、F4はフロントのグリップ感が希薄で
思ったように攻められないとのこと。
ホンダに移籍したキャミアがホンダのフレームを絶賛してますから
少なくともアグスタF4のシャシーはそこまでレベルが高いわけでは
無さそうです。
MVアグスタのレース活動を行っているレパード・コルセは
既にワークスから撤退しているため、準プライベーターみたいなもんで
一生懸命開発を進めているものの、やはり基本設計の古さは
隠せないみたいです。
シャシーはタイヤの進歩に合わせてある程度の開発を
していかないとマッチングが図れないところ。
アグスタはどうやらオールブランニューの新型F4を
今年、登場させるとか噂がありますから、現行F4は
既に賞味期限が来ているか。
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一方、トーレスほどでは無いものの、そこまで速くもない
BMWのロリス・バズ。
ここはいかんせん、BMW本社の力の入れ方がぬるいというか
他の日本やイタリアのファクトリーに比べて、ストックに近い
車両で、これで戦うのは厳しいというところ。
加えて、噂されている来季からのワンメイクECUが導入されれば
BMW本社は手を引くと言われてますので、今年が最後となる
可能性も高く、それでは力も入らないってことで・・・。

2人ともに厳しいシーズンになりそうな予感です。