2017年を振り返る⑦ 新星現る

正直、去年ミールがレオパードでKTMのマシンで
走っていた時はそこまで活躍するとは思ってなかった。

やはりというか、レオパードはホンダのマシンを
走らせるのが上手いんでしょうね。

ただ、それを加味しても今年のミールは速く、強かったです。
中でも特筆すべきはポール獲得数がわずか1ってこと。
シーズン8勝でポール1回ってのはある意味記録。
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とにかく、レースを見越したセッティング、走りが出来るのが
彼の強みですね。
また、レースでも非常に落ち着いている。
よく解説の坂田さんが言う、自分の前後にどういう性格のライダーが
いるのか、見て、考えて走っている。
MOTO3は若手が多いから、闇雲にブレーキング合戦に
なりがちだけど、彼はタイヤをマネージメントし、
パッシングもリスクを排除して、非常にクレバーに戦っている。
決して熱くなりすぎない。
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ビニャーレスやロレンツォ、ドヴィジオーゾがミールを
評価するのは速さよりもむしろ、そういうクレバーさ。
上のクラスに上がっても通用する頭の良さを兼ね備えている
ということでしょうね。
これは教えられてそうなったというより彼の持っている
資質でしょう。
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このクレバーさはきっと彼のキャリアの今後にも生きてくるハズ。
来季はMOTO2、この新たな才能がどんな輝きをみせてくれるのか。
久々に先を期待させてくれる若手ですね。