2017年を振り返る④ 予定通りのタイトル獲得

今季、ヤマハは新型R6を登場させると同時に
WSSへのファクトリーサポートを復活させました。
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これでタイトルを取ってR6の速さを印象付ける
という戦略ですから、タイトルは至上命題。

過去にもクラッチロウやデイビスがそうであるように
ヤマハがファクトリー活動をすると高確率で
タイトルを獲得してますからね。
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終わってみれば、フランス人のルーカス・マヒアスが
その予定通りに見事タイトルを獲得しましたが
その内容は当初の予想とはかなり違った形で実現されました。
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ひとつはタイトル上の最大のライバルと目された
ケナン・ソフォーグルがオフのテストで手首を骨折
序盤2戦を欠場、終盤も予選でハイサイド転倒骨盤を骨折と
その速さ、強さとは裏腹に非常に不安定なシーズンを
送ったということ。
実際、マヒアスとコース上でやりあったのはわずか、2,3回でした。
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もう一つは同じヤマハのR6を駆るライダー達が非常に
速く、マヒアスが思うようにポイントを積み重ねられなかったこと。
マヒアスの同僚カリカスロやカリオ・レーシングの2人
モライスとトゥーリも優勝を飾りました。
これは新型R6の優秀さを証明する結果となりましたね。

来季はチャンピオンとしてWSSを戦うマヒアスですが
来季はヤマハユーザーが大幅に増えて、層も厚くなりますし
むしろ、来季の方が真価を問われるシーズンとなりそうです。