世界への道筋

もてぎではイデミツ・アジア・タレント・カップ
行われますね。
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しかし、本当に今の若い子達は恵まれた時代に
生まれて運がいいと思います。

だって、数年前までは「GPに行きたい!」
「夢はMOTOGPチャンピオン」
て思ってもどうやっていいのか、
道筋も方法も見えてなかったんですから。

特にGPが4ストになって、250cc、125ccが順次廃止になることが
わかって以降、メーカーはどんどん国内選手権から手を引く
方向になっていきましたからね。
それまでは、日本では250のワークスマシンが走ってましたし
それに乗るために125で頑張って成績を出す、あるいは125で頑張って
そのまま、世界へという道筋がありました。

ところがGP4スト化のタイミングで、日本のメーカーは
全日本からワークスマシンを引き上げる方針を固めましたし
125は世界選手権に年齢制限がかけられ、MFJはエントリー増加を
名目に国内の125はコストダウンのためのレギュレーションが
厳しくなり、世界との戦力差は広がるばかり。

結果的に全日本で活躍したとしても、その先が無かった
見えなかったのが現実。
まあ、ホンダのスカラシップはあったけどね・・・。

だから、今はドリームカップがあって、DORNA主催の
アジア・タレント・カップがあって、レッドブル・ルーキーズカップがあって
CEV、そして世界選手権という階段がはっきり見えているという状況は
これから世界を目指したい若い子達にとって、
目標が明確でモチベーションの向上にも大いに貢献していると思う。
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来季、中上君のイデミツのスポンサーは継続することが
既に発表されているけど、イデミツ的にはスポンサーをしている
アジア・タレント・カップから頂点のMOTOGPまでの道が
イデミツカラーのマシンで彩られているというのは
より夢を具体化している象徴的な役割もあるかなと思いますね。

日本のレース関係者はイデミツさんには足をむけて寝られないな。
だから、シェルとの統合でおかしな話になるのだけは懸念材料。