カワサキの敵はDORNA

カワサキが実際のチーム運営を行っている
スペインのプロヴェックと3年契約を更新しました。

これで、カワサキは2020年までファクトリー体制で
WSBに参戦することになります。
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ここ数年でトム・サイクスとジョニー・レイ
という2人のライダーで3度の世界タイトルを獲得
今年はレイが前人未到の3連覇達成目前と
我が世の春を謳歌しているカワサキですが
これを面白く思っていないのが、WSBの運営を統括する
DORNAです。
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彼らからすれば、カワサキドゥカティしか勝てない
今のWSBは興業的に面白みに欠けるし、それ以外の
コンストラクターからは魅力的に映らないため
参戦メーカーの減少に繋がるだけに何としても
この2強体制を崩したいところです。

それが2019年に先送りされたECUの共通化でしょう。
さらに来季から施行されると噂のエンジン基数制限ですね。
これはカワサキドゥカティ以外のここ数年優勝の
無いチームは現状通り年間7基まで使えるけど
カワサキとドゥカは3基のみってやつですね。
ホンダも2016年にニッキーが勝っているから対象になりそうだけど。

さらにはエンジンパフォーマンスを揃えるために
エンジンの最高回転数制限もかかる模様。

そうやってあの手、この手でカワサキ+レイの
独走を食い止めようとやっきになっている状況。

いつぞやのレイがスズキのMOTOGPなんて根も葉もない
噂がリークされたのもカワサキ独走の原動力である
レイをWSBから放出したいDORNAの思惑だったりして・・・。

とにかく、WSB参戦を続けるカワサキにとって
一番のハードルはDORNAってことになりそうだね。