ヨシムラかく戦えり その2
2013年になると体制が大幅変更。
新たにチームに加わった津田拓也を中心に
青木とBSBを戦うジョシュ・ブルックスのトリオ。
旧型になりつつあったGSX-Rもテコ入れで
燃料タンクの形状を大幅変更し、シート下に
潜り込む形状に見直し、マシンバランスを改善。
シェルアドバンスのスポンサーもつきました。
レースはホンダ勢にジリジリと離される展開の中
ブルックスがデグナーで転倒。
割れたスクリーンで走り続け、そのまま、2位フュニュッシュ。
2014年はヨシムラ60周記念ということで
2チーム体制。
車体に60周年のステッカーが。
エースチームは引き続き津田を中心にスズキの
開発を努めるランディ・ド・ピニエに
帰ってきたジョシュ・ウォーターズというメンツ。
レースはスタート直前の豪雨でディレイ。
6時間55分に短縮されたレースはウェットからドライ
ウェットへと切り替える難しい展開。
この年もポールは獲得したもののアベレージで及ばず
2年連続の2位。
2015年は引き続き津田を中心に
WSBからアレックス・ロウズを招聘
ウォーターズとのトリオで挑む。
車両は未来を表すXを車体のモチーフに
取り込んだグラフィックデザインを採用。
序盤からロウズがハイペースでレースを引っ張る
速さをみせたものの、津田が抜いた周回遅れに
追突されるというアクシデント。
これでピットイン、修復に時間が掛かり、優勝戦線から脱落。
5位でレースを終えている。
この年からヤマハがR1を引っさげてファクトリー参戦。
マシンの速さの違いをみせつけるレースとなった。
2016年は引き続き津田を中心に
加えたトリオ。
レースは去年同様、圧倒的な速さを誇るヤマハを
相手に追撃する展開となる中、
チーム・グリーンとの2位争いに敗れての3位。
この年限りでL9ベースのGSX-Rはお役目を終えることに。
そして2017年。
待望のブランニューマシンが登場。
エースの津田を中心に2014年のWSB王者
シルヴァン・ギュントーリ、昨年に引き続きの
ジョシュ・ブルックスという体制で5勝目を目指す。