今でも夢に見る
2009年の8耐。
TSRはこの年からホンダのワークス的立場で
参戦することとなり、その最初の8耐。
(ホンダはチームHRCを引っ込めた)
スズキからホンダに移籍し
ポールを獲得した秋吉選手は、圧倒的な速さから
下馬評では独走の優勝も期待されたわけですが・・・。
先日のトークショーで秋吉選手が言っていたのは
マシンに違和感を感じていて、その違和感を消すような
乗り方の工夫をしていたんだけど、転倒してしまった
というような状況で、スタートからわずか2周目のS字で
クランクケースを縁石にヒットして、転倒。
すぐさまマシンを起こして再スタートしたものの
ピットレーンで再度転倒。
マシンの修復に20分を費やすこととなり最後尾にドロップ。
ここから伊藤選手共々怒涛の追い上げで最終的に10位まで
挽回してフュニュッシュしたわけですが、
この転倒は今でも夢に出てくるそうです。
寝ていると体がビクッとなって起きてしまう。
あるいは、転倒せず立て直せたり・・・。
それだけ秋吉選手にはトラウマというか、忘れられない
印象として心と体に刻み込まれているようですね。
ただ、この年の8耐は何度かのスコールに見舞われ
その中、怒涛の追い上げをみせた雨の秋吉は健在で
今年も雨ならとは本人の弁。
ここ2年完全ドライの8時間が続く8耐ですが
そろそろ雨の出番か。