1より2、2より3

ダビデ・ブリヴィオによれば
今シーズンここまでの不振の原因は
リンスが序盤早々に戦線を離脱したことで
イアンノーネたったひとりで戦わなければならなくなった
状況も大いに影響しているとのこと。
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それはつまり、比較対象が無い事で
自分の進んでいる道が正しいのか誤っているのか
わからないまま進んでいってしまっているということみたい。
判断基準が自分しか居ないわけだし、
そもそも彼はドゥカティ時代は開発に大きく関わるポジションでは
無かったですからね。
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そういう意味では3戦ギュントーリが実践で走ってくれた事は
かなり大きかったようですね。
セッティングやらライディングポジションやらでいくつか
ギュントーリからアドバイスをもらったようですから。
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バルセロナの事後テストではニューシャシーを試した
イアンノーネですが、スズキはこのテストのために
日本で使っているテスト車両をわざわざカタルニアに持ってきた
って話なんで、日本サイドもなんとか今の状況を打破しようと
手を打ってきているようですね。

まあ、パドック雀はイアンノーネの離脱をネタにしたがっているようですが
そうはならないんじゃないかな。
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そういう意味ではホンダは来期に向けてクラッチロウと
契約したわけだけど、それってマルケス、ペドロサに加えて
クラッチロウも加えることで実践でのデータをより多く取って
開発速度を進めるという目的があるんでしょうね。
ドゥカティペトルッチを走らせることで開発を加速しています。
画像はカタルニアテストのクラッチロウだけど、
前半がレプソルカラーだからワークスマシンに彼の
ポジションに合うシートカウルだけ移植して走ってる模様。

今後はサテライトも巻き込んで開発速度を早めることが
テスト制限のある現状に対する有効な手段となるか。

そういう意味ではサテライトを持たないスズキは厳しいね。
予算も潤沢なわけじゃないし。
ヤマハはシーズン始まって早くも3種類目のフレームを登場させたけど
スズキはようやっと2機目のフレームだからね。