読めない男

個人的に今シーズン、タイトル争いの

行方を左右しそうな存在として

見ているのがホルヘ・ロレンツォです。

昨年のバレンシア、セパン、フィリップアイランド、

そしてカタールのテストを見る限りGP17＋ロレンツォは

サーキットによって良し悪しが非常にはっきりしている

ということ。

ロレンツォのコメントから推測すればハードブレーキングでの

向き替えが少なく、コーナーが連続するコースでは

なかなかの速さを発揮するものの、そうでないコースでは

やはり苦戦模様のようで、セッティングとライディングで

対処しても限界があるようです。

ただロレンツォにとっては去年のようにミシュランが

毎戦のようにスペック違いのタイヤを持ち込んでくるので

フロントタイヤに対する信頼性が失われて速さが削がれるという

ことは無さそうで、今年はもうちょっとタイヤのスペックは安定しそうです。

これは前向きな要素ですね。

つまり去年に比べてプラス成分とマイナス成分が混在するだけに

本当にそのサーキットに行ってみないとわからないって

感じですね。

そして、ピタッとハマれば恐らくかなり手ごわいでしょう。

まあ、２，３戦しかハマらないって見てますが。

ただ、それが故にビニャーレスとマルケスのタイトル争いに

微妙に影響する存在のような気もしてます。

またドゥカティはパワーデリバリーが非常にスムーズで

それがゆえに雨のレースが得意なんだけど、ロレンツォは

雨が苦手ってことで、これまたプラス成分とマイナス成分が

合わさってどう結果に繋がるか予測しにくいところ。

ヴァレが居た時よりは遥かにマシな成績は残るだろうけど

良くて３勝、悪くて１勝かなと。

今年はあくまでも2018年に向けてのプロローグのシーズン

準備期間となりますが、そのなかでどういう走りを見せるのか。