マーヴェリックの選択

セパンとフィリップアイランドのテストを
終えて、すっかりタイトルコンテンダーとして
名乗りを上げた感のあるビニャーレス。
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返す返すもですが、彼が2012年のオフに
ホンダ系チームのアヴィンティアとの契約を反故にしてまで
KTMに移籍した決断がその後のキャリアへと繋がっていると思いますね。
勝てるKTMに移籍したことで、彼はワールドタイトルを獲得
それを手土産にMOTO2の有力チーム ポンスに移籍し
わずか一年でスズキのGP復帰のレギュラーライダーに抜擢
そこでの活躍が今年のヤマハの正ライダー獲得に繋がっています。
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もしも、ホンダ系アヴィンティアとの契約を遵守して
ホンダで走っていれば、NSF250RWの登場までもう一年待つことに
なったでしょう。
そうなった場合彼の計画は全て一年ずつ遅れることになり
スズキの正ライダーに収まった可能性は低く
結果としてロレンツォの後釜に収まることも無かったかも知れません。

そういう意味ではスズキからヤマハへの移籍という意味でも
彼の節目節目の決断は全ていい方向に転がってますよね。
彼は実力だけでなく、ツキも持っているかも。

今回のテストでつくづく感じたのはヤマハとスズキの
マシンの完成度の差。
彼がスズキに残留した場合、タイトルコンテンダーに
名乗りを上げるのはもっと先になった可能性が高いですね。