2016年を振り返る MOTO3編

毎年、多くのライダーの入れ替えが起こる
MOTO3はその世代世代によって、全体のレベルが
上がったり下がったります。

そういう意味では今シーズンのMOTO3クラスは
全体のレベルは決して高くなかったかも。
それでも今年の王者 ブラッド・ビンダーのタイトルの
価値は全く下がることはありません。
イメージ 1
それほど彼の走りは速く安定していて、極めてクレバーさを
感じさせるものがありましたね。
イメージ 2
レース序盤は集団の中で様子を見、ペースが遅いとみれば
集団のトップに出てペースアップ、そうでないならば一台一台
着実にかわしてポジションアップ。
リスクを避け、タイヤの消耗まで考慮した大人のレース。
タイトルを取ってしかるべき戦いぶりだったと言えるでしょう。
去年のケントが久々のイギリス人王者に輝き
今年は南アフリカから久々にビンダーが王者に輝きました。
現在のDORNAは一時のスパニッシュ偏重主義から
より多くの国籍のライダーが活躍するようにシフトしてますが
それが結果に表れたというところでしょうか。
イメージ 3
逆にそれ以外のライダーはノーガードの打ち合いみたいな
戦いぶりが目に付くシーンが多く、来シーズン、その中で
一皮むけた戦いが出来るようになったライダーが
シーズンの主導権を握ることになるでしょう。

そういう意味ではエネア・バスチアニーニがアルサモラと一緒に
学びたいって発言していたり、クワッタハッホがアントネッリが
アジョの元で安定感を増せばって言っているのでその辺が
キーになりそうですね。