BSよもやま話 ①
ブリヂストンブースにて
開発担当の方と色々お話をさせていただきました。
まず、今回ファクトリー系のタイヤに供給されている
タイヤは前が2種類、後が3種類でこの中から
各チームが組み合わせて、事前登録するとのこと。
だから特定のチームに合わせ込んでタイヤを作っている
わけでは無い。
ただ、ちょっと話を振った感触だとやはり、電子制御の
完成度が高いヤマハ・ファクトリーは柔らかいタイヤで
タイムを出しつつ、タイヤに優しいので長持ちさせられる
つまり、ラップタイムが速いし、タイヤも長持ち。
この電子制御の完成度とタイヤのチョイスの組み合わせの
良い順だと
カワサキは元々ソフトタイヤじゃないとセットアップできない
車体なんだけど、新型になって電子制御が充実、
タイヤを長持ちさせられるようになった。
スズキとホンダは昔から車体(フレーム)との兼ね合いで
硬いタイヤしかチョイスできないから、ラップタイムが
上がりにくいけど、持ちはいい。
今年のワークスCBRは相当電子制御は色々やってきているみたい。
この2メーカーは新型でフレームを今時の
柔らかいやつにしてくるでしょうね。
タイヤは3分割のトレッドでセンターは固く、サイドは柔らかい。
鈴鹿の高いμに対抗するため、非常に耐磨耗性、耐熱性が高い
ゴムを使っているが、それ故に雨が降ってタイヤが冷えると
グリップがあっという間に落ちてしまうそう。
雨の中スリックで走るのは相当リスキー。
写真は予選トップタイムをマークしたポルのタイヤ。
綺麗に溶けていて、表面が荒れてないのが特徴。