コーナーを攻める

昨日に引き続き8耐ネタ。

鈴鹿8耐とスプリントの違いは
やはり、タイムの詰めところが違うということ。

8耐の場合、上位チームはどこもレコードである
217周を想定して、セッティングを進めるため
燃料がスプリントよりもかなり絞っています。
そのため、絶対的なエンジンパワーが低くなっているため、
ストレートがそこまで伸びません。
従って、タイムを出すには必然的にコーナーリングスピードを
上げていく方向性ということになります。
ヨシムラなんかも絶対的なエンジンパワーよりも燃費を
考慮しながらのセッティングになっているようですね。
それでもストレート速いけど・・・。

TSRの藤井監督が600出身のライダーを揃えた
というのは、さすがというか、この辺をよくわかっている人選
と言えると思います。
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スプリントは不調でも、8耐でホンダ系チームが
速いのはその辺りのノウハウを掴んでいるからでしょうね。

まあ、そういう条件を加味しても最新仕様のYZF-R1
アドバンテージが大きいということが去年ハッキリしています。
特に耐久仕様の170kgという重くなった最低重量のマシンで
燃料を絞っている状態での6秒台ってのは驚愕に値します。
そこだけ見ると、やはりハード面ではヤマハ圧勝ではあります。
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また苦戦のホンダワークスの2チームをよそに
山口選手の速さが目を引きます。
ここは元々キットパーツマシンで戦っているため
全日本でもコーナーリング重視の走りですからね。
8耐でも大きなセッティング変更をする必要が無いのかも。