ヤマハのポリシー

昨日、ヤマハのMOTOGP100勝の記事を
作りながら思ったんですけど、ヤマハのYZR-M1って
本当に毎年毎年、ちょびっとずつしか変化していないですよね。
大きく車体の変わった2005年モデルから今年のモデルまで
外観的な大きな変化はほとんど無いか。
マニアックな人以外はわからないレベルですよね。
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数年分まとめて見ると、結構変化しているんだけど
この「ちょっとずつしか変わらない」
ってのがヤマハのマシン作りの基本ポリシーですよね。
これは2ストロークのYZR時代から変わらない。
マシン作りの基本コンセプトが大きく変わらないから
だと思います。
逆にちょっとしか変えないからライバルに差を
付けられた時になかなか差が縮まらないっていう場合もあります。

これの正反対がホンダで、このメーカーは時々大きく
マシン作りの方向性を変えてくるきらいがあります。
これはホンダのエンジニアが言っていた話ですけど
変更するときは大きく変えないと、良かったか悪かったかが
ハッキリとわかりにくいからとのこと。
逆にいえば大きなリスクを恐れず変えてくるので当たると
大きいけど、外れると挽回に時間がかかるか。

こういうメーカーのポリシーの違いも歴史の結果に
反映されてますよね。

そういう意味ではタイヤ、電子制御が変わった年に
エンジンのクランク回転方向まで変えてきたホンダは
「らしいな」と思います。