ウイング協奏曲
遂にMOTO3では正式に禁止が決まった
ライダーの声を聞いてみると
「タービュランスを生むのは事実だ。
相手の真後ろか抜こうとするタイミングで
マシンのフロントが接地しなくなって振動が始まる」
「ブレーキングして、ある一定の速度まで落ちると
フロントに振動が発生する。
ブレーキングで車体が不安定になるなんて、歓迎できない」
カル・クラッチロウ
「僕が危惧しているのは、これがだれかの足を
傷つけたり、もっと悪い事態を引き起こすのではないかということだ」
面白いのはタイトル争いを展開しているトップ3のライダーからは
何ら声が漏れてこないということ。
彼らからすれば、ライバルに対してアドバンテージを生む
デバイスであれば、問題があろうがなんだろうが使うってスタンスか。
だから、声を潜めているか。
ちなみにMOTOGPクラスで禁止されない理由は赤いマシンを
走らせる某イタリアのチームの一本眉のおじさんが
「うちのマシンはウイング前提で設計しているので
取っちゃうと、凄く危ないことになるよ」
って言っているからみたい。