たかが3kg、されど3kg

今シーズンからMOTO3クラスの最低重量が
151kgに引き下げられます。
去年までは148kg でした。

この最低重量は車体+ライダーの込み込み重量なんですが
現在のMOTO3クラスは、およそレギュレーションで
全員のライダーに同じ仕様のマシンが供給されます。
つまり、同じ車重のマシンに跨る条件ならば、残された重量もほぼ一緒で
ライダーは60kg前後がレギュレーションの範囲内に
収まる体重のようですね。

となると、MOTOGPのロッシもそうですが、長身ライダーは
この体重に収める努力が必要になってきます。
これを超えると、単純にマシン+ライダーの重量が
トータルで151kgを超えてしまうわけで
加速力の鈍化やタイヤの消耗につながります。

ロッシの異父兄弟であるルカ・マリーニやレミー・ガードナーが
MOTO2を走るようになったのも、体格的にこの体重に
収められなくなってきているからでしょう。
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そういう意味では去年のCEVチャンピオンである
ニッコロ・ブレッガもかなりの長身ライダーなので
(ロッシと同じくらい)3kg増えたことはいくらか
体力的に楽になるんじゃないでしょうか。
ガリガリの状態で、バトルするのは厳しいでしょうからね。