後半戦に向けて

MOTO2クラスはアッセンを終えて
ヨハン・ザルコがやや大きめのリードを
保つという全く予想外の展開。

ランキング2位にゼッケン1をつける
エステべ・ラバットがつけ、
ランキング3位に、これまた予想外の好走をみせた
スピードアップシャシーを使うサム・ロウズとなっています。

今シーズンの傾向として、もはやWPのサスペンションの
優位性は歴然としており、ここまでオーリンズ
ラバットのわずか1勝となっています。
どうも、WPのサスはバネ下重量が軽く、それがアドバンスに
なっているとか。
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それに対して、オーリンズはアッセンから改良モデルを
投入、今回、アレックス・マルケスが好走を見せましたが
この辺、新サスの効果が少なからずあったか。
いずれにしろ、新しいサスのポテンシャルを引き出すには
もう数戦かかるかと思いますが、やらないとこのままザルコの
逃げを許すことになるでしょう。
後半戦、ラバットとマークVDSはそこに注力していくでしょうね。
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また、サム・ロウズは少数ユーザーのスピードアップ
しかもロウズのチームはスピードアップのワークスという
ことで、ドイツから改良型のニューシャシーを投入する予定だそうです。
ドイツの次は、ロウズが優勝を飾ったオースチン同様
アメリカ舗装のインディになりますから、そこでの2勝目を
目指して、ドイツに先行投入するようです。

従って、ラバット、ロウズがドイツでニューアイテムを手にして
ザルコを追撃できるかどうかが、後半戦の流れを読む鍵になりそうです。