ブレーキング命

ヤマハの人いわく
ロッシはそのサーキットで一番勝負どころとなる
コーナーで一番ブレーキングがしっかり出来るように
まず、セットアップして、そこから他に合わせていくそうです。

つまり、それだけロッシにとってブレーキングは
ライディングの生命線。
そういう意味ではヤマハに復帰してからの3年間は
かつての切れ味鋭いブレーキングを取り戻す期間でしたね。
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今シーズン、ロッシが好調な理由はもちろん、
昨シーズン1年かけて重量配分を見直したM1の上に
成り立っていますが、それに加えて、レギュレーションの
変更によって、全てのコースで340mmの大径ブレーキディスクが
使えるようになったことですよね。
恐らく、今年は340mm仕様に完全に絞り込んで
シャシーを作り込んでいるハズ。
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今にして思えばですけど、2013年にヤマハに復帰した当初の
ロッシのブレーキングって、結構オーバーラン
多かったんですけど、ロッシ自身の感覚が取り戻せていなかったのと
同時に、当時のM1がいかに止まらないマシンだったか
ってことですよね。
最低重量が増えて、フロントタイヤの剛性が下がったことも
大きな要因だったと思います。
開発の主導権がロレンツォだったというのもあるんでしょうけど。
そう考えると、ロッシと同じハードブレイカーのベン・スピーズが
2012年に全くダメだったのも今にして思うと納得。
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