綱引きの果てに
先日、カタールで開幕したばかりの
MOTOGPですが、早くも2016年レギュレーションの
骨子が決まりました。
結論から言えば、今シーズン採用されている
過去3年間勝利していないメーカーへの優遇措置は
引き続き採用されることになりました。
現在、5基までとなっているファクトリーオプションの
エンジン基数は、6基を主張するホンダ、ヤマハ、スズキの
綱引きが行われていましたが、こちらは7基で決着しています。
ただし、前述の通り、今季同様、未勝利コンストラクターは
12基まで使用できる優遇措置とエンジン自由開発OKとなっています。
この優遇措置が外れる条件も今季同様、ドライコンディションで
3勝というものになります。
あと最低重量が今季よりさらに1kg減の157kgになります。
これは当初、156kgという案もあったそうですが、
軽くなりすぎると、更なるスピードアップに繋がり危険という
判断があったようですね。
引き続きのハンデレギュレーションですが、
これに関しては、例えばスズキの立場で言えば
ホンダ、ヤマハと同じ条件だとその差が縮まることは
無いでしょうから、そうなった場合、
参戦する意義そのものを問われることにもなりかねないので
悪くないと思いますね。
もちろん、本当はオールガチンコでホンダ、ヤマハに
他メーカーが追いついてくるという図式がいいんでしょうが・・・・。