素材と調味料の味付け

WSBはテストが始まってますが
テスト前に海外メディアで言われていたほど
ドゥカティに優位性は無さそうですね。
 
大きくレギュレーションが変わったため
力関係は変わりそうですが、決してドゥカティ有利
というわけでも無いところが面白いです。
 
今シーズン、ゼッケン1を付けてパタホンダで走る
シルヴァン・ギュントーリも結構、前向きなコメントが
多いんですよね。
 
彼が走らせるCBR1000RRはそもそもエンジンの設計が古く
ボアストロークも極端な高回転型ではなく
パワーもライバルに劣る部分があります。
今年からのエヴォレギュレーションだと
改造範囲が狭い分、元々のエンジンのポテンシャルが
これまでよりハッキリ出ると思っていましたが
意外とそうでも無いようですね。
 
これが元々の素材の部分だとすれば
調味料はやはり電子制御。
特に今年から8000ユーロという金額上限が設けられている中での
電子制御ですから、この金額の中でいい物を作ったメーカーは
有利だと思いますが、ホンダは上手くやったのかも知れません。
 
それと最近のSSはシャシーを上回るパワーをエンジンに与えて
それを電子制御で封じ込める方向性の車両が多いけど
CBRはその前の時代、素の状態のエンジンとシャシーのバランスで
車両を作っている時代のマシンですから、意外とバランスがいいのかも。
 
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もう、8年選手(現行モデルは2007年デビュー)ですが、
まだまだ若いもんには負けない?かも。