走るほどにグリップが出る

トーチュウでお馴染み遠藤さんによれば
今年モデルのMOTO2に導入された
ダンロップワンメイクタイヤはちょっと変わった
特性を持っていて、本来のグリップが出てくるのに
8ないし9周かかる代物だったそうです。
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恐らく耐久性を重視したためだと思いますが
これが結果的にフリー走行セッションから
とにかく周回数を重ねるエステべ・ラバットの
スタイルにマッチした結果でしょうか。
 
逆にいえば、2,3周しか周回しないと
タイヤの本来のグリップが発揮できていない状態なんで
その状態でサスペンションのセットアップをしても
レースでは上手く走れない可能性は高いですね。
今シーズンのミカ・カリオがレース序盤は速いけど
中盤以降ペースが落ちてくるのは、その辺のセットアップの
ラバットとの違いみたい。
 
ひょっとして、中上選手の今季の不振はこのタイヤにも
原因があったのかなぁと思ったり。
 
そういう意味ではマルケス、リンスといったルーキー勢も
このタイヤの特性を掴むまでは苦戦するかもね。
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