第3世代の電子制御
今回の日本GPで土、日と続けて
BSブースでみし奈さんと青木ノブさんで
トークショーが行われました。
内容は今のMOTOGPの電子制御に関わる話。
実はこれ、内容が濃すぎて2日間連続で聞かないと
話が続かなくなる内容でした。
まず、第1世代の電子制御というのが
前後のホイールに回転センサーを設けて
その速度差によってスリップを検知して動かす
第2世代になると、このトラクションコントロールを
より緻密に制御するために、マシンのバンク角
前後のピッチング、さらには前後輪のセンターの
ズレを検知するセンサーを設けているという話。
特に前後輪のセンターのズレというのが重要で
バイクはどうしても全く滑らさないよりも若干
滑っている方が速く走れるそうで、フロントよりも
リヤが若干外に行くような領域のコントロールが理想か。
この2世代までは事象をセンサーが検知してから制御を働かす
いってみれば、受動タイプの制御。
対して、第3世代になると、予測が入ってくるという。
類で、車体の動きを予測して制御を先に働かすというもの。
特徴はトラクションコントロール特有のバリバリ音がしない
ということ。
あれはプラグの失火や、点火の遅角で失火させているんだけど
予測型はバタフライスロットを閉じるので音がしない。
今はこの第3世代をいかに緻密にやるかの領域の話に
なっているそうです。
スズキのGSX-RRもそれを目指しているけど、
まだちょっとバリバリ音がしてしまうっていう話でしたね。
さて、この話を踏まえて次回に続きます。
そういや、津田兄さんも現場に来てましたね。