ファイナルバトル
更には雨による中継機材トラブルで
大幅ディレイ&短縮となって行われました。
周回数が短くなったことで、タイヤのライフを
そこまで考慮することなく、序盤から激しいバトルが
展開されました。
勝つことが逆転タイトルに繋がるクルーゼルが序盤から
逃げを打ちますが、そうはさせじとコルテセがこれを
追撃、時には強引にでも前に出て逃げ切りを封じます。
しかし、両者のバトルの後で静観していた
ポールシッターのルーカス・マヒアスが中盤以降スパート。
タイヤを温存していた彼はトップに立つと、
バトルをしている2人を引き離します。
クルーゼルとしては、優勝でなければコルテセの逆転が
難しい状況で、なかなか前に出られない展開の中
残り2周、コルテセのイン側を突いてタイトなラインを
曲がろうとしてフロントから転倒。
再スタートは切ったものの、タイトル争いに決着がつきました。
優勝はマヒアス、2位はコルテセ、3位はカリカスロ。
サンドロ・コルテセはルーキーイヤーでタイトル獲得
ドイツ人としては2000年のヨルグ・トイヒャート以来の
タイトルとなりました。
ヤマハは去年に続いてのタイトル獲得。