カワサキにとっての鬼門

さて、来週に開幕を控えた
WSBですが、恒例の投票を受付中です。

ここまでの中間発表を見ると、カワサキ+レイの
人気が高いですね。

これまで非力なホンダのマシンで健闘してきたレイが
クラス最速とも言われるカワサキのマシンで
タイトルに挑めるかどうかを占う開幕戦。
周囲の期待も大きいということでしょうか。

ただ、カワサキにとってこの開幕戦の舞台
フィリップアイランドは鬼門でして
サイクスも勝ったことがありません。
車体がイマイチだった過去はともかく現行モデルでも
ポールは取ったことがあっても勝ったことがないんですね。
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それはやはり、カワサキのマシンが基本的に
高速コーナーが連続するフィリップアイランドのような
コースとマッチングが良くなくって、
パワーを生かしたストップ&ゴーサーキット向きという
特性があるのかも知れません。
つまりアクセルを開けながら旋回していくコースが
あまり得意では無いと。
このコースは非常にタイヤに厳しいコースですから
いかにパワーを綺麗にタイヤを通してかけていくかという
点がポイントになってくると思います。
パワーがあってもタイヤを早く消耗してしまったら勝てません。

その点、Vツインのトラクションの良さを誇るドゥカティ
V4の同爆エンジンを使うアプリリア、そして旋回性に優れるスズキ
とこの3メーカーしか近年勝っていないというのは
フィリップアイランドの特徴をしてしているかも。
(あと、今年は出てないけどヤマハもね)
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逆にレイ+カワサキがこのコースで勝つようなことがあれば
相当に仕上がりが良く、今年のタイトルも狙えるということでしょうね。
今シーズンはエヴォになってエンジンパワーが減ってますから
シャシー面の改良が勝つための条件。
ここをオフの間にいかに改善してきたかが分かるかも知れませんね。