私的レプソル・ホンダ④

さて、ドゥーハン4連覇のあとに
迎えた1998年シーズンですが、
この年から燃料規定が変わって無鉛ガソリンに
なった関係で、さらにパワーが下がっています。
そのため、チャンバーのサイレンサーが短くなっているのが
外観上の特徴ですね。
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このパワーが下がったというのが重要で
この年、250ccから上がってきたマックス・ビアッジ
いきなり速さを発揮した理由のひとつは
中低速のトルクが薄くなってアクセルが開けやすくなった
というのがあるかも知れません。
 
今、思い出してもカタルニアでの黄旗追い越しで
ピットインペナルティをくらったビアッジが
フラッグ無視で失格にならなければもっと混戦になったと思います。
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結果的にこの年でドゥーハンの天下は終りを告げ
混戦の時代が始まります。
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この年、一番印象に残っているのはやはり
スペイン ハラマで行われたマドリードGP。
 
ポールのドゥーハンがスタート直後に
接触転倒。クリビエもコースアウトで
トップ争いはチェカ、ノリック、青木ノブさん
ジベルナウの代役のカダローラといつもは
セカンドグループの面々。
滅多にない優勝のチャンスを狙って激しい争いを
繰り広げましたが、チェカがキャリア2勝目
そしてGPでは最後となった優勝を手にしましたね。
 
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