気になるザルコの行方

KTMを去ることになったヨハン・ザルコですが
この段階からシートを探すのは非常に
難しい状況。

MOTO2に戻るとしても、それなりに
力のあるチームのシートはほぼ埋まってしまって
ますからね。
2流チームではいかにザルコでも厳しいものがあります。
MOTO2はカレックスのワンメイクに近い状態ですから
チームのエンジニアリング能力が問われます。

WSBなら有力チームから誘いがありそうですが、
あくまでもMOTOGP固執するなら、WSB行きは
避けたいところでしょう。明らかにMOTOGP復帰への道は
遠ざかります。

そんなザルコですが、ここに来て一筋の光明が。

というのは、ジョナス・フォルガーがどうやら
ヤマハのテストライダーの地位を離れることを決めたらしいです。

ペトロナス・スプリンタからMOTO2で出場しますが、
今シーズンこのシートはずっとフォルガーが代役を
務めてきました。しかし、ここに来てフォルガー側から
辞退の申し出があったようですね。

フォルガー的には今季MOTO2で5レース戦ったことで
思うところがあったようで、自身のキャリアの再構築を
考えているようです。
そしてその中にヤマハのテストライダーという選択肢は
含まれていない模様。

まあ、今シーズンほとんどテストでも乗ってないですからね。

ただ、MOTOGP復帰を目指すザルコにとっては
最新のMOTOGPマシンに乗れる機会が増えるテストライダーは
非常に魅力的な仕事でしょう。例え回数が少なくとも。
ここでいい仕事をすることで、来季以降大きく動く
MOTOGPのシート争いでチャンスが掴めればと考えても
不思議では無いところです。
ヤマハとしてもザルコの実力は認識しているでしょうから
ストライダーとして不足は無いところ。

MOTO2、WSB、テストライダー、
果たしてヨハンはどこを選ぶのでしょうか。