カルと中上君

中上選手が来季はファクトリーマシンに乗せて欲しいと
要望したことについて、クラッチロウが
彼にはファクトリーマシンは値しないと返した事で
両者の間に、軽い緊張感が生じているようです。

この件に関して、中上選手によれば
カタルニアGPで、カルを抜こうとした際に
ややアグレッシブに行った事に対して彼を
怒らせてしまったようだとコメントしています。

ただ、彼が言うようにこれもレースで、
MOTOGPでは誰もがライバル、特にチームメイトは
最も身近で、倒すべきライバルであるという認識。
ただし、変わらず尊敬しているとも。

こうした中上選手のスタイルに加えて
あくまでも私感で言わせてもらうと、カルの目から
見て、中上選手は日本人であるから、ホンダから
優遇されていると写っているような気がしてならない。
だから、前述のような発言に繋がるんじゃないかな?

彼自身、イギリスというGP界隈ではマイノリティな
部分からのし上がってきただけに、その辺で
アタリがキツくなっているんじゃないかな?

ただ、MOTOGP界では人種による有利不利は間違いなく
あるからね。
スパニッシュやイタリアンはその国籍だけで、
チームやスポンサーに恵まれているのは事実だし、
であるならば、日本人がその環境を最大限に活用することもありだと
思いますけどね。
日本メーカーサイドは及び腰ですが・・・。

いずれにしろ、両者の関係はまだ、ルーチョが割って入るような
緊張感のレベルでは無いので、このまま、改善してくれれば
いいのだけど、カルさんは結構発言する人だけに
心配な面もある。