大シャッフル大会の予感

今シーズン、パタヤマハで走っている
マイケル・ヴァン・デル・マークと
そしてGRTヤマハで走るサンドロ・コルテセの
3人は7月末日で契約が切れるそうです。

今季1勝を挙げているマイケルは契約更新が
確実視されていますが、現在ランキング3位の
アレックス・ロウズはかなり厳しい状況のようです。
これは鈴鹿8耐で勝ったとしても状況は変わらず
少なくともファクトリー入りはない模様。

またコルテセは契約更新が濃厚な一方、
引退を表明したマルコ・メランドリィの後釜は
まだ未定となっています。

現在、ホンダからも熱い視線を集めていると言われる
トプラック・ラズガットリオーグルは
マネージャーを務めるソフォーグルが2020年は
カワサキヤマハのファクトリーに入れたいと表明しています。
ただし、カワサキでもヤマハでもネックになるのは
スポンサーのレッドブル
トルコ人ライダーはソフォーグルからトプラックから
オンジュー兄弟までレッドブルの手厚いバックアップを
受けているが、ヤマハカワサキはモンスターのスポンサードを
受けるだけに、ここをクリアにしないと。

パタヤマハのロウズが抜けた穴に入る
ライダーが不在ということになりますが、ここには
AMAのグレイブス・ヤマハで走るキャメロン・バービアーの
名前が挙がっていますね。
彼はAMAの先輩であるベン・スピーズのようなキャリアを
狙っているようです。
そしてヤマハは今季限りでアメリカでのファクトリー活動を
終了するとか。

GRTヤマハには今季WSSで活躍しているフェデリコ・カリカスロの
名前が挙がっていて、彼は去年まで同チームに所属していましたから
移籍については特に問題なし。
対してランディ・クルメナッハーはGRTでのスーパーバイクデビューには
興味がないとしています。
彼的には今のチームのままスーパーバイクに行きたい模様。

トプラックだけでなく、メランドリィにも声をかけていた
と言われるホンダは既に新型CBRがテストで走っていると
言われ、ニューマシンのデビューと共に
勝てるライダーの獲得に奔走中。
レオン・キャミアでさえも残留が
難しい模様で、清成さん共々2人とも入れ替わる可能性があります。
場合によっては、ロウズがここに収まる可能性もあるようです。
キャミアにはBMWという話も出ています。

バーニ・ドゥカティは2台体制を復活させたくて、その場合はロウズと
BSBのスコット・レディングという話。
テンケイト・ヤマハも2台体制を復活させたくて
その場合はBSBのジャビア・フォレスが候補に挙がっているようですね。
ロリス・バズは残留が濃厚です。

いずれにしろ、結構なライダーが移籍を余儀なくされる
2020年シーズン。
果たして、誰がどこに行くのか。
全ては鈴鹿8耐が終わってから動き出すようです。