悪循環

ロッシに言わせると、今のロレンツォが
まさにそういう状態に陥いっていると。
かつてのドゥカティ時代の自分の苦闘ぶりにも
重ねて見ている部分があるのかも知れません。

転倒を繰り返すことで、正しいフィーリングと
自信が失われていく。と指摘します。
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今回、ロレンツォには新しく膝サポートがついた
カウルが準備されましたが、これはより強く
ブレーキングをするためのアイテム。
ロレンツォの要求するフロントのグリップ感覚を
満足するにはより強いブレーキングが必要と
考えたのかも知れません。
しかし、今年のRC213Vはフロントの限界特性が
把握しにくい模様で、それはクラッチロウも指摘している部分。

彼はアッセンのファーストセッションで
フロントを失いグラベルに投げ出されました。
ニューアイテムが投入されたことで、より強くブレーキング
したことがフロントを失った原因かも知れません。
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結果的に彼は胸椎を骨折、アッセンだけでなく、次のドイツも
欠場することが発表されました。
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RC213Vへの対応に苦慮するホルヘ、見る限りホンダも
できる限りのサポートはしているようですが、基本的な
マシン特性はそう変わるものでは無いだけに
どこまで両者が歩み寄ることが出来るのか。

ブルノで復帰する予定ですが、この悪循環を
断ち切ることは出来るんでしょうか?