溢れるライダー
WSBも残り2戦。
シーズンの行方も決して、多くのライダーは
来季のシートが気になるところです。
今季は予想以上にシートが決まっていないライダーが多く
有力ライダーでもシートを探している状況で
おまけに有力シートが少なく、ライダーが溢れている状況。
現段階で決まっているシート、ライダーをまとめてみました。
来季V4パニガーレを投入するドゥカティ勢は
ワークスがデイビスとバウティスタ
バーニ・レーングが2台体制に拡張でジャビア・フォレスと
マイケル・ルーベン・リナルディ。
更にはアルティア・レーシングがドゥカティ勢に加わります。
アルティアはかつてカルロス・チェカを擁してタイトルを
獲得していますね。
ヤマハファクトリーは今年同様、マイケル・ヴァン・デル・マークと
アレックス・ロウズのコンビ。
恐らくはサンドロ・コルテセが濃厚となるか。
メランドリィは残念ながら厳しい状況。
ジョナサン・レイに気心の知れたパートナーにベテランの
レオン・ハスラムが加入。
そして若手期待株のトプラック・ラズガットリオーグルが
引き続きプセッティで走ります。
レッドブル・ホンダはレオン・キャミアがエースとして残留。
ここまでが現状、決まっているシートとなります。
逆に言うと、今、挙がってないライダーは全員フリー
ということになります。
BMW繋がりでSTK1000王者のマーカス・レイテルバーガーが
加入することはほぼ決定で、そのパートナーはチームオーナー
お気に入りのユージン・ラバティが有力。
元々、アプリリアと共に移籍してきたロレンツォ・サバドーリは
チームがアプリリアとの関係を絶った今では残留は厳しいでしょう。
ただ速さは間違いなくあるライダーでけに惜しいところ。
MVアグスタはMOTO2に注力するため、来季の活動が
未確定で、ライダーも動きが取れない状態。
ジョルディ・トーレスも現在は先行き不透明となっていますね。
宙に浮いているライダー達が狙っているのが
レッドブル・ホンダのセカンドライダーで
ホンダは実はシートの多くが未定となっています。
レッドブル・ホンダだけではなく2台体制になるトリプルMホンダ
モリワキとジョイントと言われているゴーイレブンなどが
未確定となっていますね。
レッドブル・ホンダはトム・サイクスが最有力ですが
ここに来てドミニク・エガーターも挙がっています。
エガーターは現在コルテセが所属するカリオ・レーシングとも
交渉中で、彼が抜けた後の後釜を狙っているようで
同時に、ゴーイレブン・モリワキという噂も
いずれにしろ、GP界の残留は厳しいようです。
こうなってくると一部の有力ライダーは
プライベーターとして走らなくてはならなくなるかも知れません。
STK1000が今年限りで廃止になったため、
来季はスーパーバイクのエントリーチーム数が増えることが
予想され、そちらに流れるかも知れませんね。
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