私的GPライダー 考察学 その3

とうとうスミスに愛想を尽かされて出て行かれた

アプリリアはアレイシ・エスパルガロとロレンツォ・サバドーリという

コンビで走ります。

 

エース格のアレイシは言うまでもなくブレーキングが

うまいライダーで、ここで一気に距離を詰めてくる。

最近はそれだけじゃなくって、非力なマシンのハンデを

詰めようとコーナーもかなり頑張って走っている。

ブレーキングで突っ込むだけではなく、コーナー速度も

殺さないように両立を頑張っている感じ?

ただ、いかんせんシャシーが答えてくれてないって感じですねー。

旧モデルより明らかに素性は良くなった新マシンだったものの

アプリリアの体制だとシーズン通してマシンの熟成が進まなかった模様。

どうもシャシーの剛性バランスがおかしい感じですね。

だから速度を保ってコーナーリングしようとするとシャシーがワナワナと

するというか、堪えきれない挙動が見えるようで・・・。

エンジンは非力、シャシーもおかしいとなるとライダーは苦労する。

意外だったのはアルガルベで速かったんですよね。

あんだけの高速コーナーのあるコースで速い。何故だ?

 

サバドーリは非常に長身のライダーで器用だなという印象。

WSB時代にはチームメイトのラバティを上回る一発の速さを

見せるなど、速さはあるし、体が大きいだけに器用にマシンの上で

動いて上手く乗っている印象。

ただいかんせん経験の浅さか、タイヤの使い方が上手くないのか

レースだとからっきしなんですよね。

イタリア選手権でタイトル取るくらいだから悪いライダーでは

無いけど、まだまだ経験を積んでレースの走り方を覚えたら

ひょっとしたら化けるかも?

しかし、アプリリアのセカンドライダーはこれまでもマシンが1年間

全くアップデイト全くなしとか平気であるから、どんなに頑張っても

成績に反映されない可能性は高い。