あちらを立てれば、こちらが立たず
WSBはカタルニアラウンドが開催され
土曜日にスーパーポール及びレース1が行われました。
結果はジョナサン・レイがポールトゥウィン。
そしてランキング2位のスコット・レディングは2位に終わり
タイトル争いになんとか踏みとどまる格好となりました。
今回のレース、非常に興味深かったのは、レディング、デイビスという
ドゥカティワークスの2人が予選7、11番手という中盤からスタートし
最終的には2,3位になったというところでしょう。
今回のドゥカティワークスは明らかに決勝でのリヤタイヤのケアに
重点を置いたセットアップに注力しており、それがこの結果に
繋がった形ですね。
ただ、それだけタイヤに優しい、タイヤへのケアに重点をおいた結果
タイヤへの攻撃性が低い、タイヤが発熱しにくいためでしょうか
予選のような短い周回でタイヤに熱を入れて、最大グリップを引き出すことが
難しくなっているように見受けられます。
それが予選で中盤に沈んでしまった要因でしょうね。
ジョナサン・レイが一枚上手なのは、決勝できっちりタイヤを
ケアできるセットアップをしながらも予選での一発の速さも
引き出せる部分でしょう。
まだまだドゥカティの抱える課題は大きいように思います。