興業優先
衝撃的なトピックスが報じられている。
それは引退宣言したホルヘ・ロレンツォの後釜に
アレックス・マルケスが収まり、ヨハン・ザルコがアヴィンティア・ドゥカティに
加入するというものだ。
どうやら、ホルヘの後釜にはアレックスかザルコのどっちか
という2人の候補に絞られていて、記者、関係者による投票の結果
アレックスがレプソルへ、フランス人ライダーに残って欲しい
DORNAの意向によって(ファビオも居るけど)ザルコはアヴィンティアに
押し込められて、結果、アヴィンティアをはじき出されると思われる
ラバットは古巣のマークVDSのMOTO2に復帰するという話に決まったらしい。
この話題にはいくつもツッコミどころがあって、まずHRCが今年のアレックスの
成績をもってして、レプソル・ホンダにふさわしいと考えているのか?
考えていないのならば、DORNAの意向を飲んだのか?
ホンダは自社のラインナップの第3者から口出しをされることを嫌うメーカー。
それがDORNAの言うことを聞くのか?というところ。
それから予選終了後のザルコへのインタビューを見る限り
当の本人の知らないところで話が進んでいるようであること。
いくらなんでも本人不在の所で来期のシートが決まってしまうなんて
普通に考えて有り得ない話。
そしてラバットの行方は???
見ていると、ペドロサに続くロレンツォの引退で、ややトーンダウン気味の
スペイン人気対策としての、アレックスの起用に
カルメロ・エスペレータが躍起になってやや強引に物事を進めたように
見えてならない。
当然、ロッシ引退後のことも考えての先手だとも思います。
その辺、まさに興業優先。
でもやりすぎた興業優先はいつか足元を掬われる事にもなることを
カルメロは肝に銘じておいた方がいい。